先輩達のメッセージを掲載しました。 会社に入って出会った技術や業界、時代や人、様々な営みの中での闘いと自負。楽しくもあれば厳しくもあります。しかしそこで生まれる局面の多くは、人間と物との技術の奥の深さ、障害にぶつかり克服していく人間の創造力のすばらしさに立ち返らせてくれます。 良き先達、良き同輩とともに夢は実現するもの。ここには胸をつかむ技術の精髄があります。とどまることなく妥協することなく、山形精研は本当に「切磋琢磨」を地でいく会社です。
「仕事という名の挑戦」 NC研磨担当:入社10年
早いもので私が山形精研に入社してから10年になろうとしています。 前の会社ではライン作業で品質チェック等の流れ作業をやっていたのですが、この会社に入って同じ製造業でもいろいろと違うことが多く驚いたものです。
一言で言えば、ここは職人たち、ものづくりに秀でた人たちの集まりだということを一番に感じました。果たして自分がこの職人たちのなかに入って、同じようなレベルでうまく作業できるようになるのかなと不安になったものです。
今、私は自動成形研磨機でのコアピン加工をしていますが、自動機といえどなかなか難しく、諸先輩たちのアドバイスをもらいながら、なんとかこなせるようになってきたと思っています。 この仕事をやっていて思うのですが、まずこのくらいできれば一人前という技能のライン、ここまでできれば良いという技術のラインがあって、必死になってやっと辿り着いたと思ったときには、もうすでに一つ上のラインが見えてきて、また新しい目標に到達するために日々精進を繰り返す。終わりのないように見える連鎖ですが、だからこそやりがいがあり、品物になったとき、仕事がうまくいったときにはそこに感動とも言える嬉しさ、喜びがあるのだと思います。
なかには失敗もいろいろあり、深く落ち込むときもたびたびありますが、失敗を恐れていては何もできない。むしろ失敗の中から原因を考え、何かをつかみ、自分の糧にできるというように考えるようにしています。一番ダメなのは、同じ失敗を繰り返す、自分がやると失敗すると考えて仕事を敬遠してしまうことだと思っています。チャレンジしなければ自分の中の技術は伸びていかないのは、たぶん誰でも知っていることですし。 このようにやりがいのある、いい仕事に出会えたのは幸運だと思っています。また明日から仕事という名の挑戦が続きますが、よりよい品物を作るために頑張っていこうと思います。なかなか喜怒哀楽がある仕事なんてないと思いますよ。
「成せば成る」 放電加工担当:入社3年
私は入社三年目となり、放電加工の部署に配属されてからまる二年が経過しました。最近私が仕事に対して達成感を感じるのは、一週間の予定がスムーズに進み、予定以上の生産性を上げられた時です。納期があるので遅れることはできないのですが、忙しいときほどこの予定通り進めるということが大変になってきます。前工程の進み具合の確認や、事前の段取り、機械の割り当てといったことを細かくチェックしながら、加工にかかる時間とその終了予定時間の割り出しを行う。それを基にスケジュールを組み立て、実際にかかる時間とのタイムラグを極少に抑える。その間には加工トラブルが起きるなど予想外のこともありますが、全てをクリアして結果を残せたときはとても充実した気持ちになります。
加工技術についてはまだまだ未熟です。しかし、あせって知識ばかりを取り込もうとしても経験が伴っていない為、書いてあることをイメージとして浮かび上がらせ、それによりシュミレーションするといった理解するまでの一連の流れをつくることができません。その結果、ただ難しいという概念だけが残り余計に解らなくなってしまいます。入社したときに「だいたい五年目くらいからいい仕事ができるようになってくるよ」と言われたことを思い出し、エンジニアの道は遠いなぁと感じています。かといって五年目まであと二年、今まで過ぎた二年半を考えるとあっという間だということが分かります。あまり悠長なことも言っていられないので、益々気を引き締めて日々の目標を立て、少しでも技術面のレベルアップを図れるようにがんばっていかなくてはと思っています。
また、超微細加工という特殊な業種で、製品加工に対するプレッシャーもあり集中力も必要なので、休日は仕事のことを一切考えず趣味やくつろぎの時間を満喫し、ONとOFFのスイッチの切り替えをはっきりさせることで常にリフレッシュした状態で望めるようにしています。
目指す目標までの道のりはまだまだ果てしなく遠いのかもしれませんが、あきらめることなく、少しでも前進していけるように努力し、経験を積んでいきたいと思います。そう、かの名君上杉鷹山の言葉のように。
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