研磨・放電による微細加工を得意とするコアピンの製造メーカー | 山形精研株式会社

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山形精研ではコネクター用コアピンに特化し、独自素材の開発などのノウハウを集約させ高精度・高品質の製品を提供しています。

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IMO-8技術資料

これまで、その小ささゆえに破損(折れ)が頻発していたコアピンを素材から見直したのが、この「コネクター用プラスティック金型 コアピン専用鋼 IMO-8」です。 IMO-8はコアピンが折れるという事故を少しでも減らし、成形品のトータルコスト低減をはかるため開発しました。

IMO技術資料  特徴仕様・熱処理確認テスト

コアピンに関する技術データ

  • SKD61の焼き戻し温度特性及び高靱性と、SKD12の耐摩耗性を合わせた性質を持っています。
  • 細くて小さなコネクター用コアピン専用に当社が開発した鋼種です。
  • 特に、細くて折れやすいコアピンに向いています。
  • 折れに関係する“P及びS”は極少にしています。
  • クラック発生の原因になるような、大きな1次炭化物はほとんどありません。
  • 疲労破壊に対して強くなるように、4回焼き戻しを行っています。
  • 高温焼き戻し(525℃)のため、残留オーステナイトは1%以下になっています。
  • 使用高温温度は500℃ですが、できる限り410℃以下での使用をお願いします。

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仕様・熱処理

仕様

鋼種 冷間ダイス鋼 熱膨張係数 11.7〜12.5×10-6
熱処理後硬さ 60±1HRC 最高使用温度 500℃

熱処理

焼き入れ 1030℃ 焼き戻し 525℃×2h×3回
サブゼロ -90℃×1h 安定化処理 400℃

熱処理パターン(HRC60±1)

熱処理パターン

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確認テスト

A)最高使用温度確認(高靱性ネライHRC58.5)

高温使用時の硬さと寸法変化の測定点

確認テスト

寸法変化

※長さ(mm)

  測定点 NO.1 測定点 NO.2 測定点 NO.3
NO.1 140.0419 140.0416 140.0419
NO.2 140.0278 140.0273 140.0275
NO.3 140.0389 140.0387 140.0393
NO.4 140.0880 140.0883 140.0884
高温使用時の硬さ

※焼き戻し硬さ(HRC)

  測定点 NO.1 測定点 NO.2 測定点 NO.3
NO.1 58.3 58.5 58.3
NO.2 58.4 58.6 58.3
NO.3 58.8 58.6 58.4
NO.4 58.6 58.7 58.1

結論

400℃で12時間、さらに530℃で12時間の高温処理をしても、長さ及び硬さにおいて実用上問題となる変化はありません。

注意

表面処理(TiN等のイオンプレーティング)において、コアピンの厚みが0.5mm下のものを(先端部形状も含む)400℃以上の中温でセットした際、炉の特性から厚みの薄い部分が硬度低下を起こす事故が発生しています。そのため、厚みの薄いコアピンに表面処理を行うときには、200℃〜250℃の低温コーティングできる設備で行うことをおすすめします。

B)疲労破壊強さ(片支持、両振り疲労試験)

150s応力において、破壊するまでの回数
SKD61 11万回 IMO-8 31万回
マルエージング 2万回  

C)靱性値(シャルピー試験)

JIS 3号試験片 1Rノッチ / 硬さ 58〜58.5HRC 3回戻し
SKH-51 0.87s RIGOR 0.92s
HPM-31 1.31s IMO-8 2.51s

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